第一回全校道徳
5月16日、今年度第一回目の全校道徳を行いました。今回はアマゾナス連邦大学の
クリスティナ・ロショガ先生にお越しいただき、「私と日本語」という演題でご講演いただきました。
先生はルーマニア出身で、アマゾナス連邦大学の日本語日本文学科の学科長を
ブラジルでされているという、とても興味深い経歴をお持ちの先生です。先生はこどもの頃から、
武道の映画を見ることが好きで、13歳の頃にみた侍の映画の中の主人公の気質を気に入り、
日本に興味が芽生えたそうです。それからは、親に反対されながらも日本語を猛勉強し、
自ら道を切り拓いてこられたそうです。好きな日本語を勉強していくうちに、最初は日本語を
勉強する「変な子」から「珍しい勉強をする子」に周りの目が変わっていったとのことでした。
また、子どもたちから、なぜ日本語を勉強しようと思ったのか、と質問されると、「とにかく日本語が
好き、日本語自体にとても興味があるから勉強を続けている」と答えていらっしゃいました。
まさに好きこそものの上手なれを実現されている方でした。子どもたちとっても、大人の私たちに
とっても、大きな学びのあるご講演でした。